自律移動型AGVが物流現場で稼動/関通
通販物流支援サービスなどを手掛ける関通は7月28日、兵庫県尼崎市の関西主管センターで、自律移動型の無人搬送車(AGV)「Syrius(シリウス)」の稼働を開始したと発表した。
シリウスは中国のベンチャー企業シリウスロボティクスが開発したAGVで、物流倉庫で出荷製品を集めるピッキング作業を支援する。複数台を導入しても、それぞれが互いに通信することでスムーズな運行が可能で、指令を出す上位の情報システムが不要。既存の倉庫にも導入しやすい。
早稲田大学創造理工学部経営システム工学科の吉本研究室が現場でのシステム設計に協力。従来の約半数の従業員で、2.5倍の生産性を見込めるという。
関通が開発、販売する倉庫管理システム「クラウドトーマス」とも連携する。