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2021.06.21

台車をけん引する搬送ロボ用ユニットを発売/モバイル・インダストリアル・ロボット

 デンマークに本社を構えるモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)は6月16日、自律走行型搬送ロボット用のオプション「MiR(ミア)250 Hook(フック)」を発売すると発表した。

 MiR250 Hookは、搬送ロボット「MiR250」と組み合わせて使う台車けん引用のユニットだ。最大の特徴は、台車との接続から搬送までを自動でできること。現在使用している台車にQRコードか特定のタグ(物体の位置・姿勢認識に使われるエイプリルタグ)を貼れば、MiR250 Hookはそれぞれの台車を識別できる。

 けん引できる台車の数に制限はなく、さまざまなサイズの台車に対応する。けん引できる最大質量は500kg。最高で秒速2メートルで移動でき、安全かつ効率よく人や障害物を回避する。
 走行ルートを認識するためのマッピングの方法は、初めにルートを手動で走行させるか、周囲の地図をロボットに読み込ませるかのどちらか。

 MiRのセーレン・E・ニールセン社長は、「例えば組み立てラインで使う場合、作業者は材料や部品の回収に向かう必要がなく、製品の組み立てに集中でき、作業を効率化できる」と話した。

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