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2022.09.30

遠隔指示ロボットのサービスを開始/リモートロボティクス

「2022国際ロボット展」での同社の展示

 川崎重工業とソニーグループが2021年に共同設立したリモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)は9月29日、ロボットの遠隔指示に関するサービス「Remolink」を発表した。
 遠隔指示ロボットを導入したい事業者と、リモートで働きたい作業者をつなぐサービスで、遠隔ロボットの導入支援や、リモート作業者の割り当て、進ちょく管理ができるダッシュボードなどを提供する。
 事業者は、完全自動化が難しい現場にもロボットを導入でき、人手不足などの課題を解消できる。リモート作業者は、従来の一般的な働き方が難しい場合でも働くことができる。
 物流倉庫における入出荷時の仕分け作業や、製造現場における外観検査作業などさまざまな用途での利用を想定する。

 また、技術パートナー企業向けに「Remolink for Developers」のトライアル提供を開始した。ロボットの遠隔指示アプリケーションを開発するためのソフトウエア開発キットなどを提供する。

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