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2024.03.28

物流ロボットメーカーと提携し倉庫作業を効率化/パナソニックコネクト

 パナソニックグループで事業者向けのソリューションサービスを担うパナソニックコネクト(東京都中央区、樋口泰行社長兼最高経営責任者<CEO>)は3月8日、物流ロボットメーカーのラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャンCEO)との業務提携を発表した。

ラピュタロボティクスの自動倉庫「ラピュタASRS」のデモンストレーション

 パナソニックコネクトは100%子会社の米国ブルーヨンダーと連携して倉庫管理システムや倉庫実行システムなどを提供する。これらに加えて新たに、倉庫内で稼働する各種ロボットを一元管理できる「ロボット制御プラットフォーム」を開発し、今後は同プラットフォームに対応するロボットメーカーとの提携を図る。その第1弾が今回のラピュタロボティクスとの提携だ。ロボット制御プラットフォームから、ラピュタロボティクスの自動倉庫「ラピュタASRS」を制御できる。
 
 ラピュタロボティクスのガジャンCEOは「倉庫作業の全体最適を目指すなら上位のシステムと連携する必要があり、それを提供しているパナソニックコネクトは最適なパートナー」と言う。
 パナソニックコネクトの榊原彰最高技術責任者は「ラピュタロボティクスはシステムの柔軟性や拡張性が高く、ソフトの技術も優れている。今後さまざまなメーカーやシステムインテグレーターとも協業していきたい」と語る。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)


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