日立製作所は4月20日、医療機器や医療向け消耗品を販売する小西医療器(大阪市中央区、堤田宏社長)の物流拠点に自動化システムを納入したと発表した。大阪府門真市の「大阪ソリューションセンター」に、自動倉庫や、日立インダストリアルプロダクツ(東京都千代田区、小林圭三社長)の自動搬送ロボット「Racrew(ラックル)」などを導入した。
自動倉庫から出庫された棚を15台のラックルが搬送し、ピッキング担当者の所まで運ぶ。棚はイトーキ製の専用棚で、自動倉庫でもラックルでも扱いやすい。ラックルと自動倉庫を一括制御し、設備間の棚の受け渡しも完全自動化。ピッキング作業の効率と、在庫の保管効率を2倍に高めた。