[SI基礎講座vol.12] 品質管理②
品質コストは3種類
品質コストについて学んでいきましょう。品質に問題があった場合、その対応が後工程になるほど、費用がかさみます。つまり、前の段階で処理すればコストを小さく抑えることができます。
出荷した後に問題が発覚したら、自動車ならリコールですよね。あれもかなりの費用がかかります。できるだけ前倒し・フロントローディングで問題をつぶし込むことが大切です。
資料には「品質コストの体系」も記載しています。品質コストは大きく3つに分けられます。「予防コスト」「評価コスト」「失敗コスト」です。
予防コストは品質改善や教育などで、増やしていきたいコストです。評価コストは、検査などは完全になくすことはできませんが、効率化を図って圧縮していきたい部分です。失敗コストは、不良材料や手直しなど、限りなくゼロにしていきたいコストです。