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[気鋭のロボット研究者vol.34]人の動作をロボットで再現する【後編】/神戸大学 元井直樹 准教授

神戸大学の元井直樹准教授は人間の動作をデータとして収集するだけでなく、そのデータを使ってロボットに動作を再現させる研究にも取り組む。それに加えて、収集した動作データなどを人工知能(AI)に機械学習させて、新たな動作を創出する研究にも挑戦する。これが実現すれば、人が動作を教えることなくロボットが自律的に動けるようになる。

食品包装のラベルを判読するAIを発売/山善

山善は2月13日、人工知能(AI)を搭載した画像検査装置「EYEbeGENESIS TEXT(アイビージェネシス・テキスト)」と「EYEbeGENESIS premium(アイビージェネシス・プレミアム)」を発売した。アイビージェネシスは、従来よりも少ないデータで効率的に学習できる最新のAIを搭載する。装置メーカーでAI開発も手掛ける三友工業(愛知県小牧市、花木諭一社長)がパートナーとして製品化。山善グループが販売を担い、2025年度に3億円の売り上げを目指す。

未自動化領域を開拓、MOTOMAN NEXTが示すロボットの新たな可能性/安川電機 岡久学 上席執行役員ロボット事業部長

安川電機が自律ロボットとして開発した「MOTOMAN NEXT(モートマンネクスト)」――。それは一体どんなものなのか、「一言で表すのは難しい」と上席執行役員の岡久学ロボット事業部長は言う。細かい動作プログラミングが不要な教示(ティーチング)レスのロボットで、布のような不定形物も扱える。「そうした説明は正しいが、それはモートマンネクストの一面でしかない」と話す。岡久事業部長に同製品の本質を聞いた。

ショールームを併設した新事業所をオープン/Mujin

Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は1月23日、愛知県岡崎市に岡崎事業所をオープンしたと発表した。ショールームやテストエリアを備えた「愛知ロボットイノベーションセンター」を併設する。日本市場を中心に自動化エンジニアリングサービスを提供する子会社Mujin Japan(ムジンジャパン、東京都江東区、荒瀬勇CEO)の拠点で、名古屋市内の名古屋営業所を拡張移転した。

ロボットの技術交流イベントを名古屋で開催/TechShare

中国の協働ロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)などの代理店を務めるTechShare(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)は12月11日~13日の3日間、名古屋市内でロボットの技術交流イベント「Robot Innovation Week(ロボット・イノベーション・ウィーク)2024」を開催した。会場ではDOBOTの協働ロボットや中国のロボットベンチャーの新製品などを展示した。自動車産業の関係者を中心に3日間で約1000人が来場した。

外観検査をAIだけに頼らない!“あえて”リモート目視も取り入れる/リモートロボティクス×TDSE

「外観検査を人工知能(AI)だけに任せても100%正しい結果を出せるわけではない」と、良品AI外観検査システム「TDSE Eye(アイ)」を設計、開発するTDSEの柴田敦新規プロダクト開発グループ長は明かす。精度を高めるためのAI学習には時間がかかるため、あえて目視検査も取り入れることを提案する。そこで目を付けたのが、リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)が提供する遠隔ロボット操作サービス「Remolink(リモリンク)」だ。AIが判断に困るもののみを目視で検査するため、精度を担保しながら検査作業の大半を自動化できるようになる。

生産ラインの構築を顧客との協調領域に/日立オートメーション 新井美帆社長

日立製作所グループで自動化関連の「ロボットシステムインテグレーション(ロボティクスSI)事業」を担う日立オートメーション(東京都大田区、新井美帆社長)は工場や生産ライン全体の提案を得意とする。特に最近はデジタル技術を組み合わせた自動化提案に注力する。新井社長は「時代の変化に対応するために、生産ラインや一部の生産技術も協調領域にするべき」と提唱する。

[国際物流総合展2024 vol.4]不慣れでも、自動搬送を簡単に/トヨタL&F、ハクオウロボティクス、リードテック、岡谷鋼機、山善ほか

9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。物流現場や生産現場の工程間では、物を移動させる作業が多い。そういった際に自動搬送を担う無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)、無人搬送フォークリフト(AGF)では、不慣れな人でも簡単に扱える技術が多く提案された。

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