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[特別リポートJIMTOF2022 vol.1]熱視線の先はロボット! 日本最大の工作機械展開催

11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。工作機械や金属加工業界のロボットへの関心は高く、大手から中堅・中小まで多くの企業がロボットを組み込んだ自動化システムを提案した。

四半期での生産額と出荷額、出荷台数が過去最高を更新/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は10月27日、2022年7-9月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。受注額は前年同期比10.7%増の2361億円と2四半期ぶりに増加した。生産額は同9.2%増の2231億円と8四半期連続で増加し、四半期では過去最高だった前期をさらに上回った。出荷額は同12.2%増の2260億円で総出荷台数は同13.8%増の64084台と、いずれも8四半期連続で増加し、金額、台数ともに四半期で過去最高を記録した。国内向けは前期と同じく自動車製造業を中心に勢いに欠けるものの、半導体向けや実装向けの好調さは継続した。輸出は金額が同15.1%増の1779億円、台数が同15.9%増の5万2873台と、金額と台数と前年同期から大きく伸びた。中国単体では前期から引き続き減少したが、アジア全体では同7.6%増の1131億円と増加し、北米向けや欧州向けも好調だった。

創立50周年記念式典を開催/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会は創立50周年記念事業として、記念式典や祝賀会、シンポジウムなどを開催した。記念事業のテーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」。同工業会はロボット技術を「課題解決型技術」と位置づけており、山口賢治会長(ファナック社長兼最高経営責任者)は「多様化する社会ニーズや、わが国および地球規模のさまざまな社会的課題に対し、業界一丸となって対応していく」と述べた。

グッドデザイン賞、ロボットも多数受賞

日本デザイン振興会は10月7日、グッドデザイン賞の2022年度の受賞結果を発表した。5715件の審査対象の中から、1560件の受賞を決定した。独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、特に優れたデザインとしてこれからのモデルになると位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」には、ファナックの産業ロボット「M-1000iA」などが選出された。

[進化する物流vol.9]日・米・欧・中、世界4極会議を開催/日本物流システム機器協会ほか

日・米・欧・中の世界4極のマテリアルハンドリング(マテハン)機器の団体で構成されるワールド・マテリアル・ハンドリング・アライアンス(WMHA)は9月、第8回「WMHA会議」を開催した。各極がマクロ経済の見通しやマテハン機器市場の動向を発表し、情報を共有した。会議の最後には「共同声明」を発表し、新型コロナウイルス禍や半導体不足などの課題がある中で、WMHAとしてのつながりを今後さらに深めることなどを確認した。

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