コントローラーをオークマにOEM供給、ティーチングを最小化/MUJIN
ロボットコントローラーを製造するMUJIN(東京都墨田区、滝野一征最高経営責任者〈CEO〉)は1月10日、工作機械製造大手のオークマへコントローラーのOEM供給を開始したと発表した。
CNC旋盤に内蔵するためのロボット「ARMROID(アームロイド)」と、自動化システム一式をコンパクトにパッケージ化した「STANDROID(スタンドロイド)」のコントローラーに採用された。狭い機内でも周囲にぶつからない経路をコントローラーの人工知能(AI)が自動で作成するため、ロボットに動作を教え込むティーチングが最小限で済む。
アームロイドは加工物の付け外しや、機内の洗浄など複数の工程を1本のロボットアームで担う。スタンドロイドは加工材料のストッカーとロボットが一体化したユニットを機械の横に設置し、電源とネットワークケーブルをつなぐだけで自動化システムの据え付けが完了する。