仮想空間上で自動化設備のシミュレーションが可能に/FUJI
FUJIは1月10日、3次元データを活用したサービスを提供するラティス・テクノロジー(東京都文京区、鳥谷浩志社長)と共同で、自動化設備の導入を効率化するプラットフォーム「e-Sys(イーシス)」の開発を進めていると発表した。
イーシスはロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer)向けのプラットフォーム。ロボットや周辺機器など、自動化に必要となるさまざまな製品の3次元データを入手できる。データを組み合わせることで自動化設備の構成や動作を仮想空間上でユーザーと共有でき、認識違いによる手戻りをなくせる。
また、ロボットシステムには個別設計が必要な周辺機器も多いが、自社が設計した周辺機器のデータをイーシスに登録できる機能も設ける計画だ。他のSIerが有料でそのデータを使用したり、設計したSIerにその機器を発注できる仕組みなどを検討する。