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2018.12.23

KUKAがCEO交代、ペーター・モーネン氏が就任

 ドイツに本社を置く大手ロボットメーカーKUKAでは12月、最高財務責任者(CFO)を務めたペーター・モーネン氏(=写真)が新たな最高経営責任者(CEO)に就任した。ティル・ロイター前CEOは退任した。

 モーネン新CEOは1993年、ドイツに本社を置く大手エネルギー会社E.ON(エーオン)に入社。その後、2012年にKUKAに入社し、CFOに就任した。「従業員のノウハウを基盤にしながら、顧客に信頼されるパートナーであり続けたい」と意欲を見せる。

 ロイター前CEOは、退任するまで約10年間、KUKAのCEOを務めた。09年に入社し、リーマン・ショックで打撃を受けたKUKAの立て直しに尽力した。自動車分野での地位をより強固にした他、新市場の開拓にも努めた。また、インダストリー4.0や協働ロボット、中国向けの戦略にも力を注いだ。

 モーネン新CEOの就任に合わせ、CFOにはアンドレアス・パープスト氏が新たに就任した。

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