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2019.10.15

ミニトマト収穫ロボの実証実験を開始/スマートロボティクス

 ロボット向けの要素部品などを開発、販売するスマートロボティクス(東京都千代田区、岡本成正社長)は2019年10月、ミニトマトを自動で収穫する独自開発の自動走行型アームロボット「トマト自動収穫ロボット」(=写真)の実証実験を開始した。
 トマト自動収穫ロボットはビニールハウス内を自動で移動しながら、ヘタが取れないようにミニトマトを収穫し、かごに詰める作業を担う。ロボットにはビジョンセンサーや距離センサーが搭載され、ディープラーニング(人工知能技術の一つで深層学習とも呼ばれる)技術を駆使してロボット自らがミニトマトの形状やサイズを判別する。ロボットハンドも独自で設計した。
 野菜の収穫作業の負担を軽減するため、同社は18年11月から自動収穫ロボットの開発に取り組む。今後は量産に向けたコストダウンや自動走行機能の改良などを進め、20年春の実用化を目指す。

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