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2025.03.17

国内市場深耕に向け、中国AMRメーカーが日本法人オフィスを開所/Youibot Robotics

 中国・深センに本社を置く自律走行型搬送ロボット(AMR)メーカーのYouibot Robotics(ユーアイボットロボティクス)は2月27日、代理店などを招き、日本法人事務所の開所式を開催した。日本法人Youibot Robotics Japan(ユーアイ・ロボティクス・ジャパン、東京都品川区、張琼社長)の事務所にはサービス用部品を在庫し、トレーニングやショールーム機能も備える。代理店と連携して国内での販売拡大を図り、2025年に2億円、26年に4億円、27年に8億円の売上高を目指す。

 中国本社の張朝輝最高経営責任者(CEO)は「日本に研究開発とサービスのチームを構築し、迅速でニーズに即したソリューションを提供する。柔軟な姿勢で地元のエコシステムに溶け込み、革新的な技術で産業のスマート化を支援していく」と語った。

 ユーアイボットロボティクスは2017年に創業した中国・西安交通大学発のベンチャー企業で、工場・倉庫向けAMRの他、半導体のウエハー搬送用AMRも製造する。多数のAMRを最適制御する群制御技術にも強みを持つ。
 国内では山善、ダイドー(名古屋市中村区、山田貞夫社長)、日本機材(大阪市中央区、世耕良孝社長)、三光電業(広島市西区、森脇喜美代社長)、三機(名古屋市熱田区、木島正人社⻑)、TechShare(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)が代理店として同社製品を販売する。

  • 「柔軟な姿勢で地元のエコシステムに溶け込む」と話す張朝輝最高経営責任者

  • ユーアイボットロボティクスが製造するAMR

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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