ロボット業界で活躍する10名の女性を選出/国際ロボット連盟
国際ロボット連盟(IFR、伊藤孝幸会長〈ファナック技監〉)は3月4日、ロボット業界で活躍する女性を称える「Women in Robotics 2025」の受賞者10名を発表した。
IFRは、ロボット業界での女性の活躍をより多くの人に知ってもらい、次世代の女性エンジニアや研究者にロールモデルを提供することを目的として、同賞を毎年発表する。
世界的に女性の労働参加率は増加傾向にあるものの、製造業やロボティクス分野では依然大きなジェンダーギャップが存在する。特に欧州では、製造業で働く女性の割合はサービス業の半分程度にとどまる。企業にとって多様性の向上は、生産性や競争力、イノベーションを促進する要因とされている。IFRは本プログラムで、女性のキャリア支援、ひいてはロボット業界の人材不足解消とジェンダー平等の実現を目指している。
「Women in Robotics 2025」受賞者
・久保田 由美恵(日本) - 安川電機 執行役員AIロボティクス部部長/AI Cube 代表取締役社長
・Kari DeSantis(米国) - ファナックアメリカ コーポレートマーケティング担当ゼネラルマネージャー
・Feng (Kate) Xu(中国) - ABB Robotics 中国研究開発責任者
・Susanne Nördinger(ドイツ) - EMEA UR+ エコシステムマネージャー/ユニバーサルロボット エコシステムサクセス責任者
・Yunzhi (Amber) Qi(中国) - YOUIBOT Robotics(ユーアイボット・ロボティクス) 共同創業者兼海外事業部長
・Albane Dersy(フランス) - Inbolt(インボルト) 共同創業者兼COO
・Ashlie Taivalkoski(米国) - Schunk(シュンク) セールスディレクター
・Dr. Caren Dripke(ドイツ) - Lorch Schweißtechnik(ロルヒ・シュヴァイステヒニック) ロボティクス開発責任者
・Julia Astrid Riemenschneider(米国) - Rethink Robotics(リシンク・ロボティクス) CEO
・Kateryna Portmann(スイス) - ANYbotics(エニーボティクス) シニアプロダクトマネージャー