「UVプリンター&ロボット」で推し活グッズの製造を自動化/エプソン販売
アクキー、アクスタの製造で活躍
UVプリンターは紫外線(UV)で硬化するインクを使った印刷機だ。アクリル板などさまざまな対象物(ワーク)に印刷できる。
近年、アクリル板にキャラクターやタレントを印刷した「アクリルキーホルダー(アクキー)」や「アクリルスタンド(アクスタ)」の需要が増える。また、発泡板のスチレンボードで等身大パネルを作ることも多い。これらはいわゆる「推し活」のためのグッズで、推し活市場は近年急成長している。それに伴いUVプリンターの出荷台数も増加傾向にある。
UVプリンターではワークの交換を人手ですることが一般的だが、印刷の現場も人手不足が深刻だ。そこで、エプソンの製品であるUVプリンターとロボットを組み合わせ、ワークの自動交換を提案するコンセプトモデルを開発した。
大型プリンターにA4サイズのワークを8枚供給
無人搬送車(AGV)の上に垂直多関節ロボット「VT6LDC」を搭載し、印刷前と印刷後のワーク置き場をそれぞれ設けた。VT6LDCはコントローラー一体型・直流電源仕様のロボットで、AGVのバッテリーの電力で駆動する。
デモでは、ロボットが大型プリンターの上にA4用紙サイズのワークを8枚配置。印刷後に回収する一連の流れを披露した。印刷の際にインクをUVで硬化させているため、直後に吸着して持ち上げても印刷面に影響はない。
ショールームの展示ではプリンターが1台だけだが、AGVで移動しながら複数台持ちでの運用も見据える。アーム先端にはカメラを搭載し、UVプリンター側のマークを認識してAGVの停止位置のずれを補正できる。
「このコンセプトモデルをまずは多くの人に見てもらいたいたい。顧客のニーズを収集してシステムをブラッシュアップし、今後の製品化を目指す」と渡辺大智さんは話す。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)