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2025.03.19

搬送ロボットが棚を登って箱を出し入れ/HAI ROBOTICS

 中国に本社を置くHAI ROBOTICS(ハイロボティクス、日本法人=埼玉県三芳町、鈴江俊雄社長)は3月18日、ロボット自動倉庫「HaiPick Climb(ハイピッククライム)システム」を開発したと発表した。

搬送ロボットが棚を昇降して箱を出し入れする

 同システムは保管棚と搬送ロボット、入出庫用のステーションなどで構成される。搬送ロボットは床面の走行だけでなく、棚に取り付いて昇降もでき、棚への箱の出し入れも担う。
 処理能力は1000㎡のエリアで1時間当たり約4000箱で、受注が入った場合は最短2分以内に出庫が可能だ。保管棚の一番下は搬送ロボットの走行用に開けてあるため、通路を最小化でき、保管効率も高い。

 ソリューションマネジャーのエドワード・ロン氏は「従来のシステムと比べてよりシンプルでパフォーマンスは高い。繁忙期だけロボットの数を増やしたり、段階的なスケールアップもしやすい」と語る。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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