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協働ロボット

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デモ展示で、ロボット“リモート化”の活用方法を問う/リモートロボティクス×SSI

ロボットの遠隔操作システムの構築をサポートし、多様な働き方の実現を目指すのがリモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)だ。今年5月、遠隔操作システムの開発を支援するサービス「Remolink Builder(リモリンクビルダー)」の提供を始めた。Remolink Builderを活用したリモートロボットシステムの開発・提案に取り組むSSI(浜松市中区)の小笠原誠社長は「これまでロボットを導入してこなかった現場にも提案したい」と語る。遠隔操作のデモシステムを、9月13日から千葉市美浜区の幕張メッセで開催される製造業の専門展「スマート工場EXPO」で披露する。

全体最適の視点に強み、2社協業で協働ロボを中堅・中小製造業に/セレンディップ・ホールディングス、プレミアエンジニアリング

セレンディップ・ホールディングスが台湾のテックマンロボットの国内代理店を務めるプレミアエンジニアリング(千葉県船橋市、松本大亮社長)と協業し、中堅・中小製造業向けの自動化ソリューション提案を強化している。製造現場を熟知したセレンディップ・ホールディングスのコンサルタントが顧客の製造現場全体の課題を分析した上で、最適な工程や作業への協働ロボット導入を支援する。単一の工程だけにとどまらず製造現場全体まで視野を広げ、全体最適の視点で省人化や自動化を提案するのが大きな強みだ。

[ショールーム探訪vol.17]顧客の声ダイレクトに拾い上げる/シュンク・ジャパン「CoLab」

ドイツに本社を置くエンドエフェクターやツールホルダーのメーカー、シュンクの日本法人シュンク・ジャパン(東京都品川区、星野泰宏社長)は7月14日、本社併設のロボットアプリケーション(応用事例)センターでありショールームでもある「CoLab(コラボ)」をオープンした。CoLabは、顧客と真のコラボレーション(コラボ)を図り、よりダイレクトに声を拾い上げるために、シュンクがグローバルに展開する戦略的な施設だ。足を踏み入れれば多数のアプリケーションが並び、ロボットを使う想像力を刺激される場所だった。

産学官金連携のスタートアップ支援プログラム参加5社が決定/北九州市

北九州市は8月10日、産学官金(※編集部注:金は金融機関)が連携してスタートアップ企業の事業成長支援を行う「スタートアップSDGsイノベーショントライアル」の採択企業5社を発表した。本トライアルは製品の開発や販路拡大を通じたプロダクト・マーケット・フィット(PMF、製品が特定の市場において適合している状態)の達成を目標に、外部の専門家などによる支援を行う他、最大2000万円を補助する。

[気鋭のロボット研究者vol.29]既存のロボットにとらわれない独自構造【後編】/広島大学 村松久圭助教

村松久圭助教はロボットの動作制御の研究に加えて、3年前に移動型四腕ロボットの研究開発を始めた。村松助教は「これまでの研究とは毛色が違うため、新鮮な気持ちで研究に取り組める」と話す。従来のロボットの構造にとらわれない独特な形状をしており、1台でさまざまな行動ができるのが大きな特徴だ。

協働ロボをシステムとして提案、製造業向け合同展に専門エリア/テクノフロンティア2023

7月26日~28日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで製造業向けの専門展「テクノフロンティア2023/インダストリーフロンティア2023」が開かれた。同展は多数の小規模展を合同開催するもので、今回は「工場の協働ロボット利活用展」のエリアを中心に協働ロボットを活用した工場の自動化提案が目立った。出展者は合計で394社・団体。8月25日までオンライン展示会も開催している。

[SIerを訪ねてvol.38]地元販売代理店とコラボで導入拡大/エヌテック

ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。38回目の今回は、プレス加工をはじめとした金属加工向けを中心にロボットシステムを提案するエヌテック(徳島県鳴門市、大曲隆志社長)を紹介する。近年は地元の産業用ロボット販売代理店と手を組み、デンマークのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)の協働ロボットを使った自動化システムを開発するようになった。技術力を評価され、昨年1月にはURの「認定SIer」となった。他にも、金属加工向け以外のジャンルでの受注件数が増加するなど、活躍の幅を広げる。

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