ドイツ・中国の協働ロボが日本に上陸!/リョーサン【前編】
人手不足に着目
ドイツ未来賞に輝くベンチャー
同社が協働ロボット市場への参入を検討し始めたのは2018年。当時既に、複数のロボットメーカーが協働ロボットを開発、販売していたため、それらと差別化でき、日本にまだ代理店がない製品を探した。
さまざまなロボットメーカーを調査するなかで見つけたのが、16年に創業したドイツ・ミュンヘンの協働ロボットメーカー、フランカ・エミカだった。ドイツ航空宇宙センターの技術をベースに、ハノーファー大学の教授(当時)などが立ち上げたベンチャー企業だ。
「全ての関節にトルクセンサーを搭載し、軽く接触しただけで停止する安全性の高い製品。他の協働ロボットの多くは、アームが人体にぶつかった際に停止はするが、衝撃を伴う。フランカ・エミカなら接触時にそうした衝撃がない」(萩山プロジェクトマネジャー)