ロボSIerが南相馬市の復興工業団地の第1号に/ロボコム・アンド・エフエイコム
福島県南相馬市は東日本大震災からの復興計画の一環で、「市復興工業団地」を整備している。今年の2月、その立地企業第1号にロボコム・アンド・エフエイコム (東京都港区、飯野英城社長・天野真也社長)が選ばれた。
同社は、ロボットシステムの構想設計(システム全体の概要を決める工程)を得意とするロボコム(東京都港区、天野真也社長)と、大手のロボットシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)であるオフィス エフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)が昨年8月に共同設立した企業。ロボットと周辺機器を組み合わせてパッケージ化した製品の開発や製造などを手掛ける。
新工場は2020年の8月に稼働予定で、ロボットパッケージの開発・製造や大型部品の精密加工、エンジニア教育などの事業に活用する。
南相馬市の門馬和夫市長(写真左)は「ものづくりの魅力を多くの若者に伝え、若い人材の育成に協力してほしい」とコメントした。