新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京工業大学(東工大)は共同で、世界最長(東工大調べ、2019年3月13日現在)の10mのアームを持つ多関節ロボットを開発。3月13日、アーム先端で10kgの重量物が保持できることを実証したと発表した。
直径20cmと細く、狭い空間にもアームを入れられる。高強度の化学繊維ロープと滑車を組み合わせた独自の駆動機構を採用。重量のある駆動部を根元に集中させてアームを軽量化し、アームの自重もロープで支えることで先端での重量物の保持を可能にした。
橋やトンネルなどの点検作業や、原子力発電所の廃炉作業などの用途を想定する。