ロボット制御技術のライブラリー提供/チトセロボティクス
ロボットの制御技術を開発するチトセロボティクス(東京都台東区、西田亮介社長)は11月1日、独自のロボット制御理論「ALGoZa(アルゴザ)」をロボット制御ソフトウエアに組み込んで使えるライブラリー(汎用性の高い複数のプログラムをまとめたもの)の提供を開始した。
アルゴザとは、ロボットとビジョンセンサーを併用して使う際に求められる「キャリブレーション」と呼ばれる調整作業をしなくても、高精度にロボットの手先の位置や姿勢を制御できる技術。停止位置にばらつきがある無人搬送車(AGV)の上にロボットを搭載したシステム(=写真)でも、アルゴザを使えば煩雑な設定をすることなく高精度に位置決めができる。
ロボットメーカーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)から「アルゴザを自社製品に組み込みたい」との声が多く、同社はこれに応えるため、メーカーやSIer向けにライブラリーを提供し始めた。