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2021.01.18

連載

[ロボへの道も一歩からCase.1-⑦]ロボ、ついに降臨!/サンエース編

「ロボへの道も一歩から」では、産業用ロボットを初めて導入しようとする会社を記者が訪問、その課程で起きた出来事や苦労などを紹介する。何度も足を運び、ロボットの導入までを追いかける。まだ進行中の計画を取材するため、何が起こるのか誰にも分からない。第7話。ついにサンエースにロボットが納入された。

段ボールで届いたロボット

【前回までのあらすじ】
水栓金具の組み立てや検査をするサンエース(岐阜県各務原市、藤田斉社長)は、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に頼らずにロボットの導入を進める。10月にセイコーエプソン製の垂直多関節ロボットを発注。ハンドの爪部分の作成などをしながら、約2カ月の納期を待った……

<前回記事はこちらから>

サンエースの外には少し雪が残っていた

 年が明けた1月8日、所々にまだ少し雪の残る岐阜県各務原市のサンエースを訪問した。これで4度目だ。
 今回の訪問の目的は、12月下旬に納品されたロボットを見ること。

「ロボットが届いたって聞きました。本当は、納品されるところを実際に見たかったんですが……」(記者)
 納品日は、予定が合わず記者は残念ながら不参加。商社の人が運んできたロボットの納品には、生産技術者の斉藤さんが立ち会った。

写真は撮ってますよ!」(藤田社長)

「見せてください!」(記者)
 昨年12月25日午前、ロボットは軽トラックに積まれて運ばれてきた。

商社の方がロボットを運んできた

 フォークリフトで工場内へ。 
 商社の方と斉藤さんで段ボールの梱包を開封。

ダンボールの梱包をはがす斉藤さん(右)

「……もっと厳重な運搬を予想してたんですが、意外とシンプルなんですね。ロボットを入れてるのも、段ボールですし」(記者)

「商社を経由したからだと思います。商社までの長距離を運んだ時には、木枠なんかで囲ったんじゃないですかね。予想ですけど」(斉藤さん)

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