
AR技術でロボットシステムの検討が容易に/ABB
ABBは8月20日、ロボットのプログラミング用ソフトウエア「RobotStudio(ロボットスタジオ)」に「ARビューアアプリ」を追加したと発表した。
タブレット端末やスマートフォン(スマホ)向けの機能で、拡張現実(AR)技術により、設置したいロボットシステムを、現実の空間に重ね合わせて表示する。
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ABBは8月20日、ロボットのプログラミング用ソフトウエア「RobotStudio(ロボットスタジオ)」に「ARビューアアプリ」を追加したと発表した。
タブレット端末やスマートフォン(スマホ)向けの機能で、拡張現実(AR)技術により、設置したいロボットシステムを、現実の空間に重ね合わせて表示する。
加工した部品の縁などにできてしまう小さな突起物「バリ」。そのバリを取るための専用設備や専用工具を製造、販売するクロイツ(愛知県刈谷市、中田周一会長兼社長)は、主要取引先の自動車業界で進む電気自動車(EV)へのシフトに対応するため、新型のバリ取りロボットを開発した。穴開けなどの機械加工とバリ取りの工程集約を実現したのが特徴だ。
米国を中心に、「マスタースレーブ」という言葉を、別の言葉に言い換えようとの動きが出てきた。「マスタースレーブ」はIT業界などでも使われるが、ロボット業界の専門用語でもある。マスター機に設定したロボットの動作を、そっくりそのまま他のロボット(スレーブ機)が模倣する制御方式のことだ。
軟らかい物をハンドリングする技術は研究者にとっても大きなテーマだ。ソフトロボティクスと呼ばれる分野の重要なテーマの一つとして研究が進められている。前編で紹介したソフトハンドはエアで駆動する多指ハンドばかりだったが、研究レベルでは、その構造をさらに発展させたものや、全く異なるアプローチのハンドもある。後編では、ソフトハンド開発の最前線の3つの研究事例を紹介する。
産業用ロボットがさまざまな業界に普及し、金属やプラスチックのような固いものだけでなく、軟らかいものをハンドリングするニーズが高まっている。その代表例が食品加工や物流業界だ。食品や、袋で包装された物は強くつかむとつぶれやすく、形が一定ではないものが多い。そういった物を柔らかくつかむソフトハンドの開発は技術的なハードルが高いが、多くの企業が開発や販売に取り組んでおり、実用的な製品も出始めた。
デンマークに本社を置く協働ロボット関連機器メーカーのOnRobot(オンロボット)は8月13日、ビジョンシステム「Eyes(アイズ)」のソフトウエアを更新したと発表した。
村田機械は8月7日、スポーツ用品小売りのアルペングループと、ロボット倉庫システム「ALPHABOT(アルファボット)」の納入契約を締結したと発表した。愛知県小牧市の物流拠点「アルペン小牧ディストリビューションセンター(DC)」に同システムを納入する。
日本ロボット学会(会長・浅田稔大阪大学特任教授)は10月9日~11日の3日間、オンラインで「第38回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2020)」を開催する。大学や企業などに所属するロボット研究者が、それぞれ最新の研究成果などを発表する。
キヤノンは8月5日、協業メーカーに対し、無人搬送車(AGV)などの移動ロボット用の映像解析ソフトウエアの提供を開始した。カメラを使って自己位置の推定と周囲の地図作成を同時に行う「Visual SLAM(ビジュアルスラム)技術」などに対応する。
川崎重工業、デンソー、ファナック、不二越、三菱電機、安川電機の6社は8月7日、産学連携により産業用ロボットの基礎研究を行う技術研究組合「産業用ロボット次世代基礎技術研究機構(略称ROBOCIP=ロボシップ)」を設立したと発表した。