[ロボットが活躍する現場vol.12]第2工場を本格稼働し、生産能力3割向上/コスメック
2つの工場で役割分担
部品生産能力は3割増
段取り替えもロボットで
特に生産量の多い3種類の部品は、ロボットを活用した専用の自動化システムで生産する。材料の供給や完成品の排出だけでなく、ジグ交換を含め3種類分の段取り替えも自動化しており、生産性が高い。
繰り返し精度の高い自社製品のクランプ器具(被加工物や切削工具の把持用器具)やツールチェンジャーを使うことで段取り替えの自動化を実現した。
第2工場は本社から車で5分ほどの場所にあり、2万㎡の土地に5600㎡の平屋建ての工場を建てた。投資額は非公開。
白川社長は「2年越しの計画を実現できた。土地はまだ6000㎡ほどあるので、拡張の余地もある」と話す。道路を挟んで住宅地が広がっているため、音漏れの原因となる窓やドアを極力なくし、建物の中で空気を強制循環させる方式を採用。空調の室外機も住宅地の反対側に集約した。
(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)
※この記事の再編集版は「月刊生産財マーケティング」2020年3月号でもお読みいただけます。