生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

企業

RECENT POSTS

25年2月期は受注伸びず減収減益、今期は反転増収へ/安川電機

安川電機は4月4日、2025年2月期の決算を発表した。売り上げ収益は前期比6.6%減の5376億8200万円、営業利益は同24.3%減の501億5600万円で減収減益となった。下半期の回復が予想を下回り受注が伸びなかったことが要因。26年2月期は、「受注残をベースにした現実的な読み」(小川昌寛社長)に基づき増収増益の見込みを明らかにした。

ヒト型ロボットが自動化の空白を埋める/アプトロニック、ボストンダイナミクス

産業用ロボットや搬送ロボットがさまざまな製造現場で活躍し自動化を進めているが、設置スペースや移動経路、作業内容などの課題から、自動化が難しい「空白地帯」が存在する。2足歩行をするヒト型ロボットは階段の昇り降りをしたり狭い通路も通ることができ、人と同じ動きができることからさまざまな作業内容に対応できる可能性を秘めており、自動化の空白を埋めると期待されている。フランスのソフトウエアメーカーのダッソー・システムズが今年2月に米国で開催したイベントで、ヒト型ロボットを手掛ける2社がヒト型ロボットの動向や展望を語った。

[ロボットが活躍する現場vol.45]半導体製造装置部品の加工・測定を自動化/公精プラント

公精プラント(長崎県島原市、坂本充宣社長)は半導体製造装置の部品加工から測定までの一連の流れを6軸垂直多関節ロボットで自動化する。ただロボットを使うだけでなく、3Dプリンターでハンドの爪部分や測定機のジグを自分たちで製作する環境を整えたことで、臨機応変な対応も可能にした。同社の自動化生産ラインを見学するために九州各地から企業が訪れるという。

[注目製品PickUp! vol.80]好きな時に好きな所で連結/三機「ガッチャンコ」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。第80回は技術商社の三機(名古屋市熱田区、木島正人社⻑)が開発した協働ロボット用台車連結ユニット「ガッチャンコ」を取り上げる。ガッチャンコは協働ロボットを積載した台車を工場内の既存設備に短時間で連結できる装置だ。吉田勝彦取締役は「協働ロボットを移動させて別の設備と組み合わせて稼働させるには手間とコストがかかる。しかし、ガッチャンコならわずか30秒ほどで既存設備に連結できるため、柔軟な生産体制の構築が可能だ」と自信を見せる。

「UVプリンター&ロボット」で推し活グッズの製造を自動化/エプソン販売

エプソン販売(東京都新宿区、栗林治夫社長)は3月24日、東京都港区のショールーム「エプソンクリエイティブスクエア赤坂」で、UVプリンターとロボットを組み合わせた自動化システムのコンセプトモデルを発表した。「UVプリンターはいわゆる『推し活グッズ』の製造で使われ、市場が伸びているが、印刷の現場は人手不足が大きな課題。この課題解決を目指し、まずは顧客の声を聞いてシステムをブラッシュアップしたい」と商業機器MD部C&I推進課の渡辺大智さんは意気込む。

TOP