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2018.12.14

愛知産業と協業し、ロボット研磨市場に参入/スリーエムジャパン

 研磨材メーカーのスリーエムジャパン(東京都品川区、スティーブン・ヴァンダー・ロウ社長)は11月29日、ロボット研磨市場への参入を発表した。同社の砥(と)粒を使った研磨ディスクなどをロボットによる研磨作業向けに提案する。愛知産業(東京都品川区、井上 博貴社長)と提携し、12月3日から本格的に事業を開始した。
 スリーエムの研磨剤「3MキュービトロンⅡ」は、砥粒の先端が摩耗する前に細かく欠けることで常に鋭い切れ味を維持できる。高い加工性能が長時間続くので、自動化に適する。
 こうした製品を、溶接ビード(盛り上がった溶接痕)を除去する研磨ロボットシステム向けに提案するため、同分野で豊富な実績を持つ愛知産業と手を組んだ。
 溶接ビードの除去研磨を皮切りに、今後はその他さまざまな分野のロボット研磨にも取り組む考えだ。

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