新たなバリ取り自動化システムで中小企業への導入狙う/JOHNAN
導入のハードルを下げる
JOHNANは今年7月にバリ取りロボットシステム「バリスバードミニ」を発売した。6軸垂直多関節ロボットとバリ取り用のエンドエフェクター、専用の架台で構成される。その名の通り、従来品のバリスバードよりも小型なのが大きな特徴だ。
サイズは従来品が幅1800×奥行き1550×高さ2000mmに対して、ミニは幅1000×奥行き1300×高さ1900mmで、設置面積は従来品の半分以下の1.3㎡で済む。1畳にも満たないため、狭小な製造現場でも設置しやすく導入ハードルを押し下げた。
同製品は中小企業をターゲットに据える。導入を進める上で越えなければならないハードルが、サイズの小型化と導入費用の低減だ。「バリ取り作業は利益を直接生み出す工程ではない。そのため、バリ取りシステムが高額だと導入に二の足を踏む顧客が多い」と末吉さんは言う。中小企業でも導入しやすいよう、装置のみの価格は従来品のおよそ半額に設定した。