10~12月の産ロボ受注額0.3%減/日本ロボット工業会
日本ロボット工業会(会長・橋本康彦川崎重工業取締役)は1月23日、2019年10~12月期の会員企業による産業用ロボットの受注・生産・出荷実績を発表した。
受注額は1641億円で前年同期比0.3%減、受注台数は4万8257台で同5.8%増となった。受注額は5四半期連続で前年同期比減が続いており、直前の19年7~9月期比でも減少となった。
出荷額は1605億円で前年同期比11.5%減。用途別出荷額を見ると、溶接が36.0%減で全体を押し下げたが、機械加工、組み立て、クリーンルーム向けは増加した。特に機械加工は輸出が大幅に伸びたこともあり、全体で39.4%増となった。
これまで堅調だった国内向け出荷だが、今期は6.0%減の475億円と5四半期ぶりに前年同期比で減少した。同工業会は「昨年10月の消費税増税が需要を下押しした可能性もある」との見解を示した。