FOOMA JAPAN、過去最大級の規模で6月に開催
日本食品機械工業会は6月4日~7日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン)2024」を開催する。
東展示棟全館を使用し、過去最大規模の開催となった前回展と並ぶ952社が出展する。出展分野別では「ロボット・IT・IoT・フードテック」が5.3%を占め、食品関連のロボットシステムも多数展示される見通しだ。「スタートアップゾーン」は30社中15社が新規出展企業。会期中は26社のスタートアップ企業がプレゼンテーションで革新的なアイデアを披露する。
「今回展のテーマは『ブレイクスルー(=突破する)FOOMA』。ロボットや人工知能(AI)、省人化、自動化など最先端の製品・技術・サービスが集結する。食のイノベーションを加速させ、FOOMA JAPAN2024が食ビジネスをさらなる高みへ到達させる場になることを願う」と南常之展示会実行委員長(なんつね社長=写真右から2番目)は述べた。
4月3日に開かれた記者会見には、出展するスタートアップ企業を代表して大阪大学発のベンチャー企業Thinker(シンカー、大阪市中央区)の藤本弘道社長も登壇し、近接覚センサーの食品業界への展開を発表した。「ばら積み製品をまさぐり取る動きは、やわらかい食品をつかむのに向いている。世界最大級の食品製造展で海外進出への感触を確かめたい」と意気込みを語った。
「robot digest(ロボットダイジェスト)」を運営するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)も同展に出展し、食品産業向けにロボットダイジェストなどをアピールする。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤安紀)