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特集・トピックス

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オンライン展で「センサー一体型ハンド」などロボット向けも提案/DIC

DICは今月から12月13日まで、「ケミトロニクスonline(オンライン)展示会」を開催している。エレクトロニクス分野の顧客向けに同社の化学素材を提案するもので、「産業用/民生用ロボット」も主な対象分野の一つに掲げる。モーターや減速機、ロボットハンド、制御装置などロボットの要素部品向けに、適した接着剤やシール材、圧電接触センサーなどを提案する。

人手不足に直面! 米国製造業で「自動化は必須」に【前編】/IMTS2024

9月9日~14日の6日間、米国イリノイ州シカゴの展示会場マコーミックプレイスで「IMTS(米国国際製造技術展)2024」が開かれた。11万3947㎡の展示面積に1737社が出展。来場登録者は8万9020人を記録した。「米国の製造業では、新たに設備を導入する際、自動化も併せて検討することが当たり前になった」と多くの工作機械メーカー幹部が語る。IMTS出展各社に、会場で展示した自動化提案と米国製造業の自動化投資の現状を聞いた。

[SI基礎講座vol.16] 保有してほしい能力④

ロボットのシステムインテグレーション(SI)に関する基礎知識を紹介する本連載企画。今回は、ロボットを導入する企業の担当者・生産技術者や、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に「保有してほしい能力」の4回目。今回は保有してほしい能力の3つ目の「周囲を説得し、動かしていく技術、視点」について解説していく。

FSW対応で切削にも使える高剛性ロボットを発売/安川電機

安川電機は10月8日、アルミニウム材の摩擦攪拌(かくはん)接合(FSW)技術に対応する産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)-GG250」の販売を開始した。可搬質量は250kg、最大リーチ長は2711mm。FSW は突起のある円筒状の工具を強く押し当て、摩擦熱で母材を軟化させて練り混ぜることで複数の部材を接合する技術。従来機種では加圧時にロボットがたわみ、接合品質の低下が課題だったが、同製品は剛性を高めることで高精度な接合を実現する。

大阪府、奈良県の学生たちがロボットの活用アイデアをぶつけあう/日本ロボットシステムインテグレータ協会

ロボットアイデア甲子園の大阪大会が10月5日、大阪府泉大津市の泉大津商工会議所で開催された。ロボットアイデア甲子園は日本ロボットシステムインタグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)が主催するイベントで、高校や専門学校の学生がロボット活用のアイデアを競う。大阪大会では、書面審査を通過した6校10名がプレゼンテーションした。

ロボットの導入・運用をより簡単に、都内で複数の展示会が開催

9月18日~20日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「Japan Robot Week(ジャパン・ロボット・ウィーク)2024」など複数の展示会が開催された。深刻化する人手不足の解決に向け、ロボットシステムの導入や運用をより簡単にする自動化パッケージや周辺機器の他、初公開の新製品も多く見られた。

[国際物流総合展2024 vol.5]ロボットに何をさせるか?/ファナック、川崎重工業、ヤマハ発動機、ユーシン精機ほか

9月10日~13日、東京都江東区の東京ビッグサイトでアジア最大級の物流総合展「国際物流総合展2024」が開催された。出展者数と来場者数は共に過去最多を記録するなど、会場は活気にあふれた。展示会リポートの最後はロボットを中心にしたアプリケーションに焦点を当てた。

通期見通しは下方修正、次世代ロボットは成長のエンジンになると確信/安川電機

安川電機は10月4日、2025年2月期の第2四半期(3月~8月)決算を発表した。国際会計基準(IFRS)に準拠し、売上高にあたる売上収益は前年同期比9.5%減の2615万7300万円、営業利益は同30.7%減の229億2600万円、税引前利益は同29.3%減の244億2700万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同27.1%減の180億2600万円と、大幅な減収減益となった。小川昌寛社長は「豊富な受注残に支えられた昨年度と比べ売上高が減少した」と話し、受注で見れば微増しているという。

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