自律搬送ロボを発売、駅での実証実験を開始/THK
THKは7月7日、自律搬送ロボット「Lifter (リフター)付き SEED-Mover(シード・ムーバー)」を発売した。
自律移動型の走行台車と昇降するリフターを組み合わせた。走行台車は狭い場所でも全方向への移動や、360度の旋回が可能だ。リフターは昇降に加え、前後の引き出し動作ができる。用途に合わせてカスタマイズができる。
また、同搬送ロボットを活用した実証実験をJR東日本の高輪ゲートウェイ駅で開始した。同駅では、リフターに積んだ飲み物を指定の場所まで自律搬送する。配膳時には受け取る人の取りやすい位置に合わせ、リフターが上下に昇降して高さを調節する。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、人との接触を最小限にとどめるサービスが求められる。こうした新たに求められる「非接触でのおもてなし」のニーズにも対応する。