小型・軽量のアーム搭載用ビジョンセンサーを開発/NEDO
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はYOODS(ユーズ、山口市、原田寛社長)と共同で、ロボットのアームに搭載するための小型のビジョンセンサー「YCAM3D」を開発した。
YCAM3Dは「ステレオ位相シフト方式」と呼ばれる方式で3次元的に物体を認識する。同方式を採用した3次元ビジョンセンサーの中では世界最小・最軽量(ユーズ調べ)という。
YCAM3Dをロボットに搭載することで、天井にビジョンセンサーを設置するよりも精度の高いピッキングが可能になる。対象物に近づいて撮影するため高い解像度が必要なく、天井設置用の3次元ビジョンセンサーに比べ価格を約2分の1に抑えられる。処理するデータ量も少なくなるため、画像認識の時間を最大16分の1まで短縮できる。
YCAM3Dの販売はユーズが担う。4月1日に発売し、初年度に国内で約100台、中国を中心に海外で約50台の販売を目指す。