2019年の世界の産ロボ新規導入は37万台。日本は導入台数2位/国際ロボット連盟
IFRの推計によると、工場内で稼働する産業用ロボットの台数は14年と比べて85%増の270万台で、史上最多となった。
ミルトン・ゲリー会長(シュンク米国法人社長)は「自動化やデジタル技術による工場のスマート化といった顧客ニーズにけん引され、この5年でロボットが急速に普及した。19年の12%減は主要顧客である自動車や電気・電子分野の落ち込みが響いた」と分析する。
20年は新型コロナウイルスの感染拡大により、いち早くコロナ禍を脱しつつある中国を除けば、受注で大きな打撃を受けると見通す。ゲリー会長は「今年は大きな受注額は見通せない。21年には回復し始めるが、感染拡大前の水準まで回復するのは22年か23年になる」と予測する。