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2020.04.06

自動搬送システム・サービスの合弁会社を設立/ヤマハ発動機、ティアフォー

 ヤマハ発動機と、自動運転システムを開発するティアフォー(東京都文京区、武田一哉社長)は3月27日、工場などで使う自動搬送機器やサービスを開発、販売する合弁会社eve autonomy(イヴオートノミー、静岡県袋井市)を設立し、4月から稼働すると発表した。
 ヤマハ発動機先進技術本部研究開発統括部の米光正典LSM開発部長が出向し、最高経営責任者(CEO)に就く。
 車体を開発するヤマハ発動機の技術と、ティアフォーの自動運転システム「Autoware(オートウエア)」の技術を活用し、導入しやすい自動搬送システムを開発する。自動搬送システムを定額で利用でき、初期費用を抑えられるサブスクリプション型のサービスの提供も目指す。
 ヤマハ発動機とティアフォーは試作品を共同開発し、2020年3月からヤマハ発動機の浜北工場(浜松市浜北区)で運用を開始した。今後はイヴオートノミーが事業を受け継ぎ、まずはヤマハ発動機の国内外の工場に自動搬送システムを導入して課題を洗い出し、改善を図る。

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