物流機器の新たなコンセプトを発表/三菱重工業
三菱重工業は3月9日、三菱ロジスネクストのオンラインイベント「Logisnext(ロジスネクスト)エキスポ in オンラインショールーム」(4月30日まで開催)で物流機器の自律化・知能化ソリューションコンセプト「ΣSynX(シグマ・シンクス)」を発表した。
シグマ・シンクスは三菱重工ICTソリューション本部を中心に研究開発する、三菱重工グループの製品全体を自律化・知能化するソリューションコンセプトだ。無人搬送車(AGV)や無人フォークリフト(AGF)を効率的に連携させる技術や、人や物を検知し回避させる技術など、さまざまなコア技術から構成される。
これらの技術を同社の物流機器に適用することで、物流現場へ柔軟に対応できる物流ソリューションを提供する。
シグマ・シンクスを適用した新AGFコンセプト機「SynX-Vehicle(シンクス・ビークル)」は、三菱ロジスネクストのフォークリフトをベースに、車体の小型化や新たな旋回方法を取り入れることで作業の効率化、高速化を実現した。
コンセプト機で検証される技術は、今後三菱ロジスネクストのレーザー誘導式のAGFに適用される。