独自コンセプトの生産ラインを公開/日産自動車
日産自動車は10月8日、同社の自動車生産のコンセプトである「ニッサン・インテリジェント・ファクトリー」を導入した栃木工場の生産ラインを初公開した。
同コンセプトは①未来のクルマを作る技術②匠の技で育つロボット③人とロボットの共生④ゼロエミッション化(製造現場から出る廃棄物をなくす取り組み)生産システム――を柱とする。天井部の内張りの装着や足回りの部品の締め付け、コックピットモジュールの組み付けなどの場面で積極的にロボットを活用する。
自動車の組み立て工程では、技能者の技術の属人化や肉体的負担の大きさ、自動車の構造の複雑化が問題になっている。同コンセプトにより、それらの問題を解消する次世代の組み立て工場の実現を目指す。