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2021.11.08

AIを活用しロボでトマトのへたを除去/カゴメ

 大手食品メーカーのカゴメは11月から茨城工場で、トマトのきょう雑物除去システムの本格的な稼働を開始した。きょう雑物とはトマトの皮、へた、変色部などの異物のこと。

 同システムのロボット部分は安川電機の「MPP3F」を、きょう雑物判定には安川電機グループのYE DIGITAL(ワイ・イー・デジタル)が開発した人工知能(AI)画像判定技術を採用。ディープラーニング(深層学習)の手法できょう雑物を高精度に判別する。カゴメが保有する約2000枚の多様なきょう雑物の画像をAIに学習させることで、2~3mmの小さなきょう雑物も正確に判別できる。ロボットが除去後、さらに作業者が検査することで、高い品質の維持と作業負荷の軽減を両立する。

 同社は今後も、食品メーカーとして畑から製品までのプロセスにおける安心、安全の確保に加えて、人手不足の対応などの社会的課題の解決を目指して、技術開発に取り組む考えだ。

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