米国の工場拡張に2000万ドル投資/ABB
スイスの大手ロボットメーカーABBは3月16日、米国ミシガン州の工場の拡張工事を開始した。投資額は約2000万ドル(約26億円)。同社の最大の顧客市場の1つである米国で生産能力を強化する。工場拡張により同州で72人分の新規雇用を創出する。2023年11月に完成する見込み。
ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションプレジデントのサミ・アティヤ氏は「労働力不足や生産工場の国内回帰など世界的な動向を受け、生産の効率性と柔軟性を高めるために自動化に目を向ける企業が増えている。工場を拡張することで、米国や南北アメリカのお客さまに革新的な自動化ソリューションを提供できる」と話す。
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