生産額は初の1兆円超え。今年は受注減も生産額は増加の見通し/日本ロボット工業会
受注見通しは下方修正、生産は増加見通しを維持
日本ロボット工業会は5月31日、通常総会と総会後の懇親パーティーを開催した。懇親会では山口賢治会長が登壇し、2023年の見通しなどを発表した。
「22年のロボット産業は国内外の自動化投資意欲に支えられ、受注額では前年比3.1%増の1兆1118億円、生産額は初めての1兆円超えとなる同8.7%増の1兆210億円となった。本年は引き続き高い自動化需要がうかがえるものの、当初見通しに比べて調整局面が見られる」とし、年初に発表した23年の受注額見通しを同3.6%増の1兆1500億円から、8.3%減の1兆200億円へと下方修正した。一方生産額は下方修正せず、同2.8%増の1兆500億円と引き続き対前年比で増加する見通しだ。
また、日本ロボット工業会の特別委員会として活動してきたFA・ロボットシステムインテグレータ協会が一般社団法人の日本ロボットシステムインテグレータ協会として独立したことや、11月29日~12月2日に都内で「2023国際ロボット展(iREX2023)」を開催することなどを紹介した。