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2024.04.01

連載

[連載・RTJをもっと知ろう vol.1]前回展超える規模で開催、高まる自動化ニーズに答え示す

今年7月、産業用ロボットや自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」が開催される。本連載は7月の開催に向け、RTJ2024公式サイトと公式メディアである「ロボットダイジェスト」や「月刊生産財マーケティング」で、連動して掲載される。3月には、RTJ2024が前回展を上回る230社・団体、1303小間の規模で開催されることが明らかになった。きっと、本誌読者の自動化への興味や関心を満たすとともに、一層強める場になるだろう。

出展者数や小間数は前回超え

アイチ・スカイ・エキスポの会議室で出展者説明会が開かれた

 RTJ2024は昨年9月に出展申し込みの受け付けをスタート。今年1月末に受け付けを終了した時点で、RTJ2022の出展規模を上回ることが確実になった。3月19日には出展者説明会が開催され、搬入出や運営に関する計画が伝えられた。合わせて、出展者の顔ぶれや230社・団体、1303小間との出展規模も発表。多くの来場者でにぎわったRTJ2022の202社・団体、1096小間に比べ、ともに増加した。
 RTJでは産業用ロボットや無人搬送車(AGV)、自律走行型搬送ロボット(AMR)、各種エンドエフェクターやセンサーなど幅広い自動化設備と周辺機器が見られるが、生産現場や物流現場で役立つ製品に限定しているのが特徴。愛知県はさまざまな分野の製造業が集積する中部地方の中心であり、展示内容との相性の良さからRTJ2022には多くの来場者が足を運んだ。新型コロナウイルス禍の影響が残るなか、来場者数は3日間の会期で4万1880人に上った。

幅広い自動化提案が一堂に

RTJ2022のにぎわいから、自動化ニーズの高さがうかがい知れた

 ロボットシステムや自動化システムの構築には、設備メーカーだけでなくシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の存在が欠かせない。RTJ2024にはさまざまな分野を得意とするSIerが出展する。ロボットなどを組み込むことで省人化や無人化を提案する工作機械メーカーも多く出展し、金属加工が盛んな地域性を背景に、アプリケーションの数々を披露する。「自動化設備を探している」「システム構築も任せたい」「自動化のヒントはないか」など、さまざまなニーズに答えが見つかるだろう。
 本記事ではRTJ2024の開幕に向けて、見どころを「もっと」紹介していくので、楽しみにしてほしい。原則として毎月1回更新する。次回は、ゴールデンウィーク明けの5月7日に公開する予定だ。

(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)

出展を決めた企業の声

RTJ2024への出展を決めた経緯や期待の声を集めた。
それぞれの企業の声は、RTJ2024公式サイト内の「出展を決めた企業の声」で詳しく読むことができる。

  • スギノマシン 大西 武夫 執行役員RI事業部長 「RI事業部として重要なPRの場」

  • 三和ロボティクス 沢 宏宣 社長 「展示会PR計画の軸に」

  • コスメック 佐藤 直人 営業部 企画・広報室長 「中部地方での拡販狙い出展規模を拡大」

  • ベッコフオートメーション 川野 俊充 社長 「関東とは異なる来場者層にメリット」

  • 高松機械工業 徳野 穣 専務取締役 工作機械事業本部長 「予想上回る集客力とPR効果に驚き」

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