スカラロボの新機種、高い可搬重量と長いリーチが強み/ABB
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月23日、水平多関節(スカラ)ロボットの新機種「IRB 930」を発表した。同製品は、エレクトロニクスや自動車、再生可能エネルギー関連業界などでのピック&プレースや組み立て作業に力を発揮する。
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スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月23日、水平多関節(スカラ)ロボットの新機種「IRB 930」を発表した。同製品は、エレクトロニクスや自動車、再生可能エネルギー関連業界などでのピック&プレースや組み立て作業に力を発揮する。
ナブテスコは11月16日、米国のワイヤレス給電・充電製品メーカーのWiBotic(ワイボテック)と独占代理店契約を結び、ワイボテック製品の国内販売を開始すると発表した。
「進化計算」と呼ばれる手法と画像処理をミックスさせた研究に取り組む岐阜大学の佐藤惇哉助教。「気鋭のロボット研究者」の後編では、進化計算を生かしたボルトのばら積みピッキングの研究事例を取り上げる。人工知能(AI)と違って大量の学習データを用意する必要がなく、たった1枚のテンプレート画像だけでボルトの把持位置を認識できるという――。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は11月29日、最大可搬質量30kgの協働ロボット「UR30」を発表し、同日受注を開始した。可搬質量が大きい割にコンパクトかつ軽量なのが特徴で、「狭い場所でも使いやすく、再配置もしやすい。これこそ専業メーカーならではの“協働ロボットの思想”で開発した高可搬の協働ロボット」と山根代表は自信を見せる。
11月29日、東京都江東区の東京ビッグサイトで「2023国際ロボット展(iREX2023)」が開幕した。今回展では「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」をテーマに掲げる。出展者数は654社・団体で、小間数は3508小間と、いずれも過去最大規模での開催となった。
大手モーターメーカーのマブチモーターはロボット向けのモーターの製造を推進する。その一環で、小型の中空フレームレスモーター「IA/IBシリーズ」を発売した。フレームレス構造により小型化、軽量化を実現。自由度の高い設計が可能。この秋、量産体制が整い、新たな分野の顧客に販売を拡大する狙いだ。
アールティ(東京都千代田区、中川友希子社長)は11月21日、韓国でロボット用のサーボモーターなどを販売するROBOTIS(ロボティズ)、およびロボティズの100%子会社である米国の現地法人と販売契約を締結したと発表した。
2023国際ロボット展(iREX2023)が11月29日~12月2日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。654社・団体が出展し、過去最大規模の3508小間で開催予定だ。「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」をテーマに、用途が拡大するロボットの最新システムや関連機器などが集結する。
リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)は、ロボットを遠隔操作するプラットフォーム(基盤)サービスの開発を手掛ける。完全な自動化ではなく、必要に応じて人が遠隔からロボットを操作する仕組みを構築することで、人とロボットの新しい働き方を実現する狙いだ。リモート化のソリューションが力を発揮する分野の一つに、部品の外観検査がある。
2023国際ロボット展(iREX2023)は併催企画ゾーンとして物流現場の自動化に貢献するマテリアルハンドリング(マテハン)機器を展示する「物流システム・ロボットゾーン」と、部品を供給する作業を自動化、省力化するパーツフィーダーなどを展示する「部品供給装置ゾーン」を設ける。部品供給装置ゾーンを主催する日本部品供給装置工業会の平井元専務理事は「前回展は引き合いが多く、手応えを非常に感じた」と振り返る。このコーナーでは併催企画ゾーンの概要や出展企業などを紹介する。