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2024.08.21

シンプルなシステム構成で多彩なアプリケーション提案/カワダロボティクス

カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は、同社のヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)シリーズ」を使ったアプリケーション(活用法)の開発と提案 に力を入れる。さまざまなアプリケーションを開発し、動画などを通して同製品を採用するメリットをアピールする。「ネクステージ はヒト型で2本のアームを持ち、頭部ステレオカメラや手先のハンドカメラなども備えるため、単体でもできることが多い。その特徴を生かせばシステム全体の構成はシンプルにでき、手間やコストを抑えられることをアピールしたい」と藤井洋之営業部長は言う。

ロボット単体でもできることが多い

本社ショールーム常設の展示システム。左側がCobako

 カワダロボティクスはヒト型ロボット「ネクステージ(NXA)」や「ネクステージFillie(フィリー)」 を製造・販売するロボットメーカーだ。

 同社は三品(食品、医薬品、化粧品)業界向けに、小さな箱を組み立てて中に製品を入れてふたを閉めるロボットシステム 「Cobako(コバコ)」 などのパッケージシステムを提案する。

藤井洋之営業部長(右)と力石直也技術部技術二課係長

 コバコは仕様を限定してパッケージ化したシステムだが、「完全にパッケージ化まではしなくても、双腕でカメラも複数搭載するネクステージなら、ワーク(作業対象物)に合わせた簡単なジグ(補助具)やワーク供給装置と組み合わせるだけでシステムを構築できることが多い」と藤井洋之営業部長は言う。
 そこで、さまざまな用途向けにデモシステムを開発してアピールすることで、そうした特徴の周知を図る。

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