小回りの良さに強み、オーダーメードでAGVの“足”作る/シーシーアイ
化学メーカーのシーシーアイ(岐阜県関市、岡部鉄也社長)は、無人搬送車(AGV)の“足”の部分に当たるウレタン車輪の開発、製造、販売を手掛ける。顧客のニーズにきめ細かく対応する小回りの良さと、長年培ってきた熱硬化性ウレタンの接着技術を武器に、AGVメーカー各社が頭を悩ます「剝離」の問題が起こりにくい高耐久なウレタン車輪を完全オーダーメードで提供するのが強みだ。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
NEW ARTICLE
化学メーカーのシーシーアイ(岐阜県関市、岡部鉄也社長)は、無人搬送車(AGV)の“足”の部分に当たるウレタン車輪の開発、製造、販売を手掛ける。顧客のニーズにきめ細かく対応する小回りの良さと、長年培ってきた熱硬化性ウレタンの接着技術を武器に、AGVメーカー各社が頭を悩ます「剝離」の問題が起こりにくい高耐久なウレタン車輪を完全オーダーメードで提供するのが強みだ。
産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は2022年11月から、自動化コンサルティングサービスを開始した。「生産技術部門がなく工場の自動化を検討する人材がいない」「工場の自動化のやり方が分からない」「工場を自動化したが、効果の検証ができていない」といった課題を持つ企業に対し、工作機械メーカーとしての長年の実績とロボットメーカーとしてのノウハウを生かして自動化を支援する。
10月19日~21日の3日間、都内の東京ビッグサイト西ホールで「ジャパン・ロボット・ウィーク2022」が開かれた。洗浄総合展や先端材料技術展、表面改質展など7つの専門展を同時開催するイベントで、同時開催展と合わせ、3日間合計で3万6852人が来場した。後編では、会場内に展示されたロボットの周辺機器や部品などを紹介する。
ロボット関連の専門展「第5回名古屋ロボデックス」などの複数の見本市が10月26日~28日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。ロボット関連のソリューション提案が目立ち、人手不足に頭を抱える来場者の注目を集めた。
ソフトバンクロボティクス(東京都港区、冨澤文秀社長兼最高経営責任者<CEO>)は10月、オンラインで「新プロダクト・戦略発表会」を開き、ロボットの開発会社向けのサービス「ロボットサポートサービス」を開始すると発表した。
10月19日~21日の3日間、都内の東京ビッグサイト西ホールで「ジャパン・ロボット・ウィーク2022」が開かれた。洗浄総合展や先端材料技術展、表面改質展など7つの専門展を同時開催するイベントで、同時開催展と合わせ、3日間合計で3万6852人が来場した。海外ロボットベンチャー企業や周辺機器メーカーなどがジャパン・ロボット・ウィークのエリアに出展した。
物流の自動化提案の最前線を紹介する連載企画「進化する物流」。記念すべき10回目は、グローバルにビジネスを展開する中国の無人搬送フォークリフト(AGF)メーカーのVisionNav Robotics(ビジョンナビ・ロボティクス)を紹介する。現場適用性の高いAGFを中核に、周辺機器も合わせたトータルソリューションを提案できるのが強みだ。日本市場にも攻勢をかけており、今年4月には日本法人も立ち上げた。10月には東京都江東区にショールームも開設し、日本の顧客へのPR活動をさらに加速させる。
専用工作機械メーカーの桜井製作所はロボット加工機「ロボマジック SAKU(サク)270」を開発し、来年春に正式発売する。三菱電機と共同開発した数値制御(NC)装置を採用しており、加工現場のオペレーターが日頃から使い慣れているNC工作機械と同じ感覚でロボットを扱えるのが特徴だ。電気自動車(EV)のバッテリーケースや洋上風力発電関連の部品など1mを超える長尺のワーク(加工対象物)を主なターゲットに据える。
Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は11月1日、2020年11月に開所した名古屋営業所を拡大移転し、新事務所での営業を開始した。従来の名古屋市中区から名古屋市西区に場所を移し、フロア面積は従来比4.3倍以上となる。新営業所には新たにデモ機も設置し、ユーザーやパートナーが実際にシステムを触ることもできる。システムインテグレーターとの協力体制や製品のテスト、アフターサポートの体制を強化し、東海地方での事業拡大を図る。
エプソンは「省・小・精の技術」を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。今、生産現場の自動化が進む中、産業用ロボットに求められる作業内容もより精密かつ複雑 になる。今まで自動化を諦めていた難作業、それを可能にするために、エプソンはクラボウ社と共創することで新たな価値創出を実現した。