アーム、ハンド一体型マニピュレーター発売/東京ロボティクス
ロボットベンチャー企業の東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は11月15日、ロボットアームとロボットハンドを一体にした「Torobo Arm-Hand System(トロボ・アームハンド・システム)」を発売した。研究用途向けの製品で、7軸を持つ垂直多関節型の「力制御ロボットアーム」と、4本指の「多指ハンド」を組み合わせた。
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ロボットベンチャー企業の東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は11月15日、ロボットアームとロボットハンドを一体にした「Torobo Arm-Hand System(トロボ・アームハンド・システム)」を発売した。研究用途向けの製品で、7軸を持つ垂直多関節型の「力制御ロボットアーム」と、4本指の「多指ハンド」を組み合わせた。
浜松商工会議所は11月24日と25日の2日間、「ハマロボ展2022」を浜松市中区の浜松商工会議所10階で開催する。
ヤマハ発動機や地元のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)など ロボット関連企業7社が参加し、ロボットシステムを展示する。
11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。工作機械や金属加工業界のロボットへの関心は高く、大手から中堅・中小まで多くの企業がロボットを組み込んだ自動化システムを提案した。
ベアリングメーカーのNTNは、高精度な角度検出が可能な複列磁気エンコーダー付き転がり軸受けを開発した。軸受けと磁気式エンコーダーを一体化した軸受けユニットで、ロボットの性能向上や関節機構の小型化に貢献する。
Keigan(ケイガン、京都府精華町、徳田貴司社長)は、2021年に自社開発した自律移動型搬送ロボット(AMR)「KeiganALI(アリ)」のユーザーインターフェース(UI)を更新しつつ、複数のロボットを同時に動かす群制御システムの今年度内の実装を目指す。ケイガン・アリはセットアップが簡単で、自律移動のSLAM(スラム)式とテープに沿って移動するライントレース式を自在に切り替えられることが特徴。大手チェーンレストランで配膳に採用された実績もある。徳田社長は「より広く使ってもらうには、エンジニアでなくても使えるUIが必要」と開発の意気込みを語る。
台湾の機械要素部品メーカー、ハイウィンの日本法人(神戸市西区、楊豊銘社長)は11月1日、新本社工場の稼働を開始した。新本社工場は工作機械業界向けのボールねじや直動ガイドなどの二次加工を担う。半導体製造装置向け部品の供給体制を高める他、ロボットの導入支援にも力を入れる。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。46回目は、ファインテクノ(愛知県豊田市、大羽達也社長)が今年11月10日に発売した小型バリ取りロボットセルの新製品「FDM-002」を紹介する。自社開発のエアフロートアタッチメントを搭載したロボットがワーク(加工対象物)の形状に倣って刃具を押し当て、従来は人手に依存していたバリ取りの作業を自動化する。設置スペースが畳1枚以下に収まるコンパクトさが特徴で、工場が手狭な中小企業でも導入しやすい。
電機・重工大手ABB(スイス・チューリッヒ)のロボティクス&ディスクリート・オートメーション部門はいくつかのセクションに分かれており、うちオートモーティブ・グローバルビジネスラインと呼ばれる自動車チームを統括するのがヨルグ・レジャー氏だ。「電気自動車(EV)化はもはや『実現する』『実現しない』の議論ではなく『いつなのか』『どこまで進むか』の段階に入っている」と指摘する。では、その製造現場で求められる自動化システムとは一体どのようなものなのか。
電機・重工大手ABB(スイス・チューリッヒ)のロボティクス&ディスクリート・オートメーション部門はいくつかのセクションに分かれており、うちオートモーティブ・グローバルビジネスラインと呼ばれる自動車チームを統括するのがヨルグ・レジャー氏だ。「電気自動車(EV)化はもはや『実現する』『実現しない』の議論ではなく『いつなのか』『どこまで進むか』の段階に入っている」と指摘する。「ロボット事業に関わって20年以上になるが、今ほどエキサイティングな時代はない」と笑みを見せる。
溶接業界では大手メーカーを中心に、大量生産品の溶接工程で早くから自動化が進んできた。一方、多品種少量生産の多い中小企業の現場では、職人の手作業に頼る場面が多く、自動化が進んでいない。三葉電熔社(東京都文京区、尾崎洋社長)は、そんな中小企業を中心に、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として自動化提案に注力する。元々は溶接に使う溶材を中心に扱う商社だった。しかし、「自動車業界の変革期」が叫ばれ、経営環境は一変。自社の変容も進める中、このSIer事業に光明を見いだす。