[特集MECT2021 vol.8]自動化のポイントは各社各様
「特集MECT2021」のvol.4~vol.7では、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボット関連の製品を数多く紹介してきたが、まだまだ会場内にはロボットを使った自動化システムがたくさん展示されている。それらを展示する各メーカーは「ロボットや自動化システムへの注目度は高い」と口をそろえる。「vol.8」でも引き続き、会場で話題を呼んだロボット関連の展示を多数紹介していく。
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「特集MECT2021」のvol.4~vol.7では、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボット関連の製品を数多く紹介してきたが、まだまだ会場内にはロボットを使った自動化システムがたくさん展示されている。それらを展示する各メーカーは「ロボットや自動化システムへの注目度は高い」と口をそろえる。「vol.8」でも引き続き、会場で話題を呼んだロボット関連の展示を多数紹介していく。
「特集MECT2021」では連日、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボットシステムやロボット関連の製品を紹介してきたが、会場にはロボット・自動化に関する展示がまだまだある。明日10月23日はMECT2021の最終日。「vol.7」では、会場で見つけたロボット関連の見逃せない展示や製品を次々に取り上げていく。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」では、工作機械に加工対象物(ワーク)を付け替えるローディング/アンローディング作業だけでなく、加工に付随するさまざまな作業の自動化提案も多い。工作機械に内蔵する機器の段取り(アタッチメント変更)作業や、加工後のバリ取りや測定などを人手からロボットに置き換える提案が相次ぐ。「vol.6」では、そうした多様なロボットシステムを取り上げる。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」の会場では、ロボットシステムをパッケージ化するなどして、工作機械の「手軽な自動化」をアピールする企業が多い。まだまだロボットの活用が進んでいない中小企業などにも自動化の裾野を広げるため、各社は工夫を凝らしたシステムを提案する。
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)は10月19日、中型の協働ロボット「COBOTTA PRO(コボッタプロ)」を開発したと発表した。2022年4月の発売を予定する。コボッタプロは、先端の最大速度が毎秒2500mmと高速で、繰り返し精度は±0.04mmと高精度。
TRUST SMITH(トラストスミス、東京都文京区、大澤琢真社長)は10月15日、把持対象物をカメラで写すだけで、ロボットハンドが最もつかみやすい位置を検出する「モデルレス物体認識アルゴリズム」を実用化したと発表した。このアルゴリズム(データ処理方法)は被写体との距離を計測できる深度カメラで取得した画像をもとに、さまざまな位置や角度から検証して最もつかみやすい位置を割り出す。ロボットに物の情報を学習させる必要がなく、学習のための時間や手間を不要にできる。
エイターリンク(東京都千代田区、田辺勇二・岩佐凌社長)は10月15日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援」に採択されたと発表した。
工作機械や工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)の展示会「メカトロテックジャパン(MECT)2021」。「特集vol.4」からは、会場で見つけた自動化・ロボット提案を紹介する。同展では会場内の至る所で、工作機械とロボットを組み合わせた展示を見ることができる。自走式や手押し台車に乗せたロボットアーム、ロボットを上に載せた機械など、さまざまな自動化の方法が提案されている。
メカトロテックジャパン(MECT)2021が本日、ついに幕を開けた。開会式では経済産業省製造局産業機械課の安田篤課長や、出展者代表でオークマの家城淳社長らが登壇し、FA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)業界では2年ぶりのリアル展示会となったMECTへの期待を語った。日本工作機械工業会(日工会)会長の稲葉善治ファナック会長は「日本のものづくりの中心地の中部地方で2年ぶりのリアル展が開催される。出展者と来場者の架け橋になるよう業界を挙げて一緒に盛り上げたい。新しい『ものづくり』と『ことづくり』を提案したい」と今回展への意気込みを話した。
ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は10月14日、大阪府泉大津市の佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区、山本将典社長)の堺SRC倉庫に自律移動型搬送ロボット(AMR)「ラピュタAMR」が導入されたと発表した。