ロボット事業に挑むジャバラメーカー【後編】/ナベルホールディングス永井規夫社長、永井杏奈取締役
ナベルホールディングス(HD、三重県伊賀市、永井規夫社長)は最近、ロボット関連の事業に力を入れている。ロボット用カバー「Robot-Flex(ロボットフレックス)」の販売と台湾の達明機器人(テックマン・ロボット)の協働ロボット「TMシリーズ」の輸入販売を手掛ける。後編では、TMシリーズの輸入販売の事業を紹介する。「協働ロボットとカバーをセットで提案できる強みを生かしたい」と永井社長は強調する。
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ナベルホールディングス(HD、三重県伊賀市、永井規夫社長)は最近、ロボット関連の事業に力を入れている。ロボット用カバー「Robot-Flex(ロボットフレックス)」の販売と台湾の達明機器人(テックマン・ロボット)の協働ロボット「TMシリーズ」の輸入販売を手掛ける。後編では、TMシリーズの輸入販売の事業を紹介する。「協働ロボットとカバーをセットで提案できる強みを生かしたい」と永井社長は強調する。
「ジャバラ」と呼ばれる、機械の可動部カバーを販売するナベルホールディングス(HD、三重県伊賀市、永井規夫社長)。製造部門としてナベル(住所と代表者はナベルHDと同じ)を傘下に持ち、製造と販売を分けて事業を展開する。ナベルHDは現在、ロボット関連の事業に注力しており、自社ブランドのロボット用カバー「Robot-Flex(ロボットフレックス)」の販売と、台湾の達明機器人(テックマン・ロボット)の協働ロボット「TMシリーズ」の輸入販売を手掛ける。ジャバラメーカーがロボット事業に挑戦する理由とは? 永井社長とロボット事業を担当する永井杏奈取締役に話を聞いた。
「2019国際ロボット展(iREX2019)」が21日まで、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。今回注目を集めたのが、新型協働ロボットとデジタルツイン技術だ。ハードウエア、ソフトウエアの両面からより手間なく柔軟に使えるロボットシステムの提案が相次ぐ。また、低コストかつ短期間で立ち上げられるパッケージシステムを提案する企業も目立つ。
本日12月18日、東京都江東区の東京ビッグサイトで「2019国際ロボット展(iREX2019)」が開幕した。約13万人の来場者が見込まれるロボット産業の一大イベントだ。開場早々から入場登録のカウンターには長蛇の列ができ、初日の午前中から会場内は活気を帯びた。同展は21日の土曜日まで開催される。ロボットダイジェストでは同展を総力取材し、速報として会場の様子や各社の展示内容をリポートする。
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、中川弘靖社長)は12月12日、キヤノンの画像処理ソフトウエア「Vision Edition-C(ヴィジョン・エディション・シー)」を内蔵した小型協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」を12月下旬に発売すると発表した。カメラと組み合わせれば、対象物の位置や姿勢に合わせてラベルを貼ったり、自動で数字やバーコードを読み取るなど、人の目による確認が必要な作業を自動化できる。コボッタに他社のソフトをインストールすることで、用途の拡大ができる。今回はその第1弾で、対応ソフトは順次追加する。
12月18日~21日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトでロボット業界最大級の展示会「2019国際ロボット展(iREX2019)」が開かれる。同展に合わせて新製品を開発し、会場で初披露する企業も少なくない。「その1」ではロボットメーカーの展示を中心に紹介したが、産業用ロボットの周辺機器や要素部品のメーカーも積極的に展示内容をアピールする。
セイコーエプソンは12月3日、コントローラーを内蔵した垂直多関節ロボット「VT6L」の新モデル2機種を発売した。クリーンルーム内の作業に適した「クリーン仕様」と、防じん・防水性に優れ研磨加工の現場でも使える「プロテクション仕様」の2モデルを同シリーズのラインアップに追加した。VT6Lシリーズは可搬質量6kgで、電気・電子部品、自動車部品の搬送や組み立て用途に向く。コントローラーを本体に内蔵しており、省スペースで運用できる。
ロボット開発シンクタンクのiRooBO Network Forum(アイローボ・ネットワーク・フォーラム、会長・坂本俊雄ブリッジ・ソリューション社長、以下アイローボ)は、ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を育成するプログラムを2020年1月から開始する。同プログラムは5つの講座で構成。約2カ月間で、生産設備の基礎知識からロボット、モノのインターネット(IoT)の活用まで実践的な知識を学べる。
12月18日~21日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトでロボット業界最大級の展示会「2019国際ロボット展(iREX2019)」が開かれる。一人でも多くの来場者に自社ブースに足を運んでもらうため、ロボットメーカーや周辺機器メーカーは特設サイトなどを開設し、展示内容をアピールする。限られた時間の中で効率的に会場を回るには、事前の情報収集が必須だ。各社が事前発表した出展情報をまとめて紹介する。
精密小型モーターメーカーのシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長) は11月、 電動3爪ロボットハンド「ARH305A」がデンマーク・ユニバーサルロボット(UR)の「UR+(プラス)」認証を取得したと発表した。日本メーカーのロボットハンドが認証を取得するのは今回が初めて。「ロボットハンドのメーカーとしては後発だが、展示会などでの反応は良い。3年後に年間1000台の販売を目指す」と中込真二執行役員は話す。