パラレルリンクロボットがレッド・ドット賞を受賞/ABB
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは7月20日、パラレルリンクロボット「IRB 390 FlexPacker(フレックスパッカー)」がグローバルレッド・ドット・デザイン賞を受賞したと発表した。
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スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは7月20日、パラレルリンクロボット「IRB 390 FlexPacker(フレックスパッカー)」がグローバルレッド・ドット・デザイン賞を受賞したと発表した。
在日ドイツ商工会議所はドイツのコンサルタント会社と組み、9月11日から9月17日まで、ドイツ・ザクセン州で「生産オートメーション化と未来のロボットクラスター視察ツアー」を行う。その申し込み受け付けを開始した。同ツアーはドイツ貿易・投資振興機関の地域国際化プログラム(ISW)と、ザクセン州の助成を受けている。
ベアリングなどの機械部品を製造するNTNは7月20日、手首関節モジュール「i-WRIST(アイリスト)IWSシリーズ」の最大可搬質量が増加した新グレード「IWS-C01」を開発したと発表した。アイリストは産業用ロボットのようなアーム(腕)ではなく、人の手首のような動作に特化したロボットで、リーチは短いが屈曲や旋回の角度を高速かつ自在に制御できるのが特徴。新シリーズは、制御方法の最適化で最大可搬質量が従来機比2kg増の3kgになった。最大可搬質量が増えたことで、搭載できるエンドエフェクターや製品の選択肢が従来機よりも広がる。本体のサイズは従来機と変わらないため、同様の感覚で使える。IWS-C01は5月に発売しており、これから販売促進活動により注力する方針だ。
溶接関連の展示会「2022国際ウエルディングショー」が7月13日~16日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。ロボットなどを使った従来からの自動化に加え、急速に発展するモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)技術を活用した、品質の管理や保証などの新たな提案が目立った。また、大手製造業では自動化が進む一方、多品種少量生産の多い中小企業では、産業用ロボットの扱いに慣れていないことも多い。そこで、初心者でも扱いやすいシステムや製品の展示も注目を集めた。
イタリアに本社を置く産業用ロボットメーカーのComau(コマウ)は7月12日、6軸多関節ロボット「RACER-5 センシティブ・エンバイロメント(SE)」を新たに発表した。電子機器、食品・飲料、医薬品製造における組み立て、ピッキング、包装などの作業負担を軽減することを目的に設計された。
宇宙作業用ロボットを開発するベンチャー企業のGITAI(ギタイ、東京都大田区、中ノ瀬翔最高経営責任者)は7月12日、米国民間企業のナノラックスと共同で、2023年に宇宙船外環境での自律ロボットによる技術実証を行うと発表した。
東京工業大学発のベンチャー企業ハイボット(東京都品川区、ミケレ・グアラニエリ社長)は7月12日、多関節ロボットアーム「Float Arm(フロートアーム)」で施設の点検サービスを実施したと発表した。点検したのは三井化学大阪工場の施設で、同製品で国内施設を点検したのは今回が初めて。
ロボット業界のフロントランナーが顔をそろえたスペシャルセッションは来場者の関心が高く、立ち見客も多くいた。登壇者自身にとっても業界の動向を知る機会であり、他の登壇者の発言時にメモを取る様子も見られた。「これからのロボットの使い方」とのメインテーマに基づく3つのお題のうち、後編では「ロボットの活用領域は広がる?」と「未来に向けたロードマップ」について、登壇者それぞれの主張を要約して紹介する。
3日間で合計4万1880人の来場者を集めた「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」。会場では連日、そこかしこで製品や技術がPRされたが、とりわけ多くの来場者の関心を集めたのが、会期初日の6月30日に開催された主催者企画「スペシャルセッション」だ。ファナックや安川電機、デンソーウェーブ、ABBの大手ロボットメーカー4社の幹部が参加。「これからのロボットの使い方」をメインテーマに、それぞれのロボットメーカーが思い描く未来像を語った。
愛知県と名古屋工業大学の産学官金連携機構(機構長・江龍修同大学副学長、※編集部注:金は金融機関)は産業用ロボット導入を検討する県内の中小企業を対象に、2022年9月9日から翌23年1月20日にかけて「産業用ロボット導入支援研修会」を開催する。