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2023.09.22

連載

[活躍するロボジョvol.25]マテハンシステムの開発を選んでよかった/ダイフク 石原歩実さん

初めて×初めて

「評価方法の検討などすべてが手探りでした」と石原さんは当時を振り返る

 石原さんは21年にダイフクに入社し、およそ半年の研修を経て同年9月に開発部に配属された。初めて設計開発に携わったのは同社の新製品で、石原さんだけでなく会社としても一からのスタートだった。

 「当社にとり、これまでにない製品を開発するため、製品の評価方法なども一から確立しないといけない。それと並行して製品に対する知識も勉強しないといけないのでとても大変でした」と振り返る。
 開発部は新入社員の意見でも積極的に採用する自由かっ達な雰囲気で、石原さんの意見が採用された時にはやりがいを大きく感じたという。「他の製品の設計開発担当に移りましたが、今でも担当した新製品の開発状況が気になる」と思い入れを見せる。

これからも設計に関わりたい

普段は滋賀事業所の西側にある工場で働く石原さん。東側にある研究開発の工場まで距離が遠いため、同じ敷地内でも車で移動することがある

 石原さんが暮らす近辺には、同期の社員も住んでおり、休日は一緒にショッピングに行ったり、運動をしたりして楽しむ。「社会人になっても同期とここまで仲良くなれるとは入社前には想像していなかったです。まるで学生時代と同じような付き合いができています」と話す。

 石原さんは「開発部はさまざまな種類のマテハンシステムの開発に携われるのが面白いところ」と開発の醍醐味(だいごみ)をかみ締めながら日々を過ごす。「これから先も設計に関わり続けていきたい」と意気込む。

(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)

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