“導入しやすい”自動化システムに脚光/ヤマザキマザック
計27台を2つの会場で展示
JIMTOF2018アンコールフェアでは、18年11月1日~6日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された日本最大級の工作機械見本市「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」に出展した最新の工作機械をはじめ、国内初披露のレーザ加工機の新製品など計27台を2つの会場で展示した。
JIMTOF2018に行けなかった西日本の顧客や、会場では見たけれどもマザックの出展機をより具体的に確認したいと考える顧客に対し、最新の工作機械や加工技術を披露した。「自動化システムや工程集約、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、次世代の総合サービス提案など、マザックのさまざまなソリューションを顧客に提案したい」と中西正純常務執行役員営業本部長は説明する。
自動化システムが目玉の一つ
マザックはJIMTOF2018で、自動化システムの提案に力を注いだ。それだけに、今回のアンコールフェアでも自動化システムを目玉の一つに据えた。
会場のワールドテクノロジーセンタでは、ロボットやローダーと呼ばれる自動化機器と工作機械を組み合わせた自動化システムを数多く披露した。
中でも、来場者の注目を集めたのが、“導入しやすい”自動化システム「TA-20/270」。会場では、NC旋盤「QUICK TURN(クイックターン) 250MY」に、TA-20/270を組み合わせて展示した。
NC旋盤の操作盤に組み込んだ独自開発のソフトウエア「Smooth TURN ASSIST(スムース・ターンアシスト)」に必要な情報を入力するだけで、ロボットのプログラムを簡単に作成できる。これにより、ロボットに動作を教え込むのに必要な、煩雑なティーチング作業を不要にした。ロボットの専門知識が少なくても簡単にシステムを運用できるため、導入しやすいのが大きな特徴だ。