鋳造装置メーカーの新東工業は2月、計測システムの設計を担うレプトリノ(長野県佐久市、向井衛社長)と技術提携し、産業用ロボット向け6軸力覚センサーの市場に参入すると発表した。
6軸力覚センサーは、前後・左右・上下の3方向(XYZ軸)と、それぞれの方向からひねる(ABC軸)力を測定する。ロボットの手首部分に搭載すればアームが対象物に加える力を細かく調節でき、熟練作業者の繊細な作業をロボットに置き換えやすくなる。速い動きでも正確に力を検出できるため、生産性も高められる。
同社は今後、既存事業である鋳造設備や表面処理設備の顧客向けにも、同センサーを搭載したロボットを提案する方針だ。